サプリを科学する
さて、この科学ダイエットですが、更にそれを早く、効率良く結果を出すためにサプリを使うという方法があります。
今ではダイエットのためのサプリは数え切れない程売られていますが、本当に効果があって副作用がないものを2つだけ紹介しておきましょう。
火事場の馬鹿力を出しやすくするクレアチン
クレアチンというのはボディービルダーなどの本格的にウエイトトレーニングをしている人には、プロテインに次いで必須とまで言われているサプリです。まあサプリと言ってもこれも薬物ではなく、元々人体に存在していますし、牛肉などの自然の食材にも含まれるタンパク質の一種ですが……。
クレアチンはとても簡単に言うと、筋肉の中に充電するエネルギーを増やすものです。
これはかなり体感できるもので、筋トレ話に書いた“火事場の馬鹿力”がどうしても自分の力だけで出せない方は、これを使うことで本来持っているフルパワーが出やすくなります。
つまり自動的に火事場の馬鹿力が出るので、いつもよりも重い重量が扱えるようになるわけですね。
逆に私は火事場の馬鹿力が自由に出せるので、これを使うと筋肉に負荷がかかりすぎて翌日が辛いので、途中から控えるようにしました。
とにかく筋肉に強い刺激が入るのを助け、体に“もっと筋肉が必要な環境だ!”と強いメッセージが入りやすくなるものです。
またクレアチンは、スポーツ選手の多くが使っているそうですね(オリンピックメダリストの実に75%が使用。もちろんドーピングではないので)。
よってここ一発の試合や大会に向けて使うのも、一つの方法でしょう。確実にパフォーマンスアップが期待できる、希少なサプリです。
ダイエット目的ならば、効率よく“燃費の悪い筋肉を増やす”ことが出来るサプリですね。
脂肪燃焼を促進するカルニチン
次にカルニチンと呼ばれるサプリです。クレアチンと名前が似ていて紛らわしいですね(笑)。
難しい話はすっ飛ばしてとても簡単に言うと、筋肉が体内の脂肪を使ってエネルギーを出す時には、厳密には筋肉の細胞の中に居るミトコンドリアという器官がエネルギーを作り出します。
カルニチンはこのミトコンドリアに脂肪を運んでやる物質です。
つまり筋肉が脂肪を燃やす焼却炉だとすれば、カルニチンは焼却炉に脂肪を運ぶトラックですかね。
このカルニチンは年齢とともに減少することがわかっていますので、30歳以上の人に特にお勧めです。
(10代の若い人は、あまり効果を体感しにくいかもしれません)
実際にこのサプリを摂ってから運動をすると、体が発熱して尋常じゃないほど汗が出ます。そして長時間の運動でも、スタミナがビックリするほど持つようになります。
つまり長時間パフォーマンスが持続してバテないので、結果的に多くの脂肪を燃焼できるようになるわけですね。テニスの様な、瞬発的な力を何時間も持続させるスポーツには特に向いています。
更にこれにVAAMを組み合わせると、個人的にはベストの脂肪燃焼とスタミナ持続効果がありました。
これは、理論的にはVAAMが脂肪を血液中に取り込んでそもそもの燃やせるゴミ(脂肪)の量を増やし、カルニチンが大型トラックとしてゴミを焼却炉(ミトコンドリア)まで運んでくれる相乗効果でしょう。
(と思って調べてみたら、VAAMの最高級版にはカルニチンが入っていました(笑)。でも別々に買ったほうカルニチンの量を調整できるし安いですよ)
この2つを組み合わせて運動をすると、真冬の夜でも汗でビショビショになるほどに発熱し、脂肪が多く燃焼してくれます。
そして家に帰って鏡に写った自分の体を見ると、目で見て分かるほどに皮下脂肪が薄くなっています。
なので食べ過ぎたりして、一刻も早く脂肪燃焼によるダイエットをしたい人にお勧めです。
もともとカルニチンは羊の肉などに多く含まれるタンパク質なので、もちろん害はありません。
ジンギスカン料理が好きな人にスタミナがある人が多いのは、きっとカルニチンのせいではないでしょうか??(笑)
ちなみに私は、カルニチンを飲んで寝るだけでポカポカして寒さと無縁になりました。冷え性の人などは、もしかしたらミトコンドリアに上手くエネルギーが運ばれていないのかもしれないので、試してみる価値があるかもしれませんね。
また筋肉を増やせばミトコンドリアの数も増えるので、相乗効果でより脂肪が燃焼しやすく冷えにくい体質になるでしょう。
さて、この2つのサプリは効果が高いですが、どちらも運動をしないと意味がありませんので、その点はくれぐれもお間違えのないように。
元々が、この科学ダイエット法は体を飢餓モードではなく戦闘モードにするものですから、当然、戦闘のために必要な筋力やスタミナなどの運動能力は上がることになります。つまり正しいダイエットとスポーツのパフォーマンス向上は表裏一体の関係なのです。
よってサプリなどを使ってスポーツでよりパフォーマンスが上がるようにすれば、結果的により痩せやすくなるというわけですね。
その他のサプリ
一応、VAAMについても少し書いておきましょうか。
VAAMは有名なのでご存じの方も多いと思いますが、これは明治社の商品名です。
何やらスズメバチが一日に100Km飛ぶことが出来るのは脂肪燃焼を上手にしているからで、その理由は17種類のアミノ酸摂取のためだそうです。
そのアミノ酸を分析して、同様の効果を狙って人間用に作られたのが VAAMだそうですね。
うーむ、理屈はいまいち良く分かりませんが効果があることは確かですので、個人的にはクレアチン、カルニチンと同レベルにオススメです。
おそらくVAAMは体脂肪を分解してエネルギーとして利用できる脂肪酸にし、それを血液中に満たすのではないかと私は考えています。
放っておけばそれはまた体脂肪に戻りますが、運動をすることで筋肉で燃焼するのではないでしょうか。
VAAM単体でもスポーツをするとスタミナが上がり、汗の量が増えるのを実感できると思います。
でも上記の通り、私はカルニチンと組み合わせるのがベストだと思います。血液に満たされた脂肪酸をたくさんミトコンドリアに運ぶ役割がカルニチンですからねっ。
その他にもハードなトレーニングをする人に人気なものとして、グルタミンやBCAAがあります。
グルタミンはトレーニング後に飲むことで、筋肉の修復を早めたり免疫機能を高めたりします。
ハードな筋トレをすると、体内のエネルギーの多くが筋肉の修復に使われてしまうので、一時的に免疫力が落ちて風邪を引きやすくなります。それを防いてくれるのが、このグルタミンです。
効果が体感できるかどうかは人それぞれでしょう。私にはあまり体感できませんでした。
次にBCAAですが、これは筋肉のカタボリック(分解)を抑え、合成を助ける必至アミノ酸と呼ばれるタンパク質です。
これをトレーニングや運動前に飲むことで、筋肉の分解を防ぐとされています。
ちなみにBCAAはVAAMにも含まれています。また、高級なプロテインにも含まれていることが多いので、そちらで摂取するのも一つの方法です。
BCAAは運動をする30分前に飲むのが最適とされています。また、運動中に摂取するのも有効でしょう。
運動中の摂取なら、VAAMウォーターが安価で水分補給のついでに出来るので、とてもお勧めです。
トドメの有酸素運動
さて、最後に有酸素運動について少しだけ書いておきましょう。
始めに有酸素運動は石器時代ダイエットの手法で、太りやすくなると言いました。
もちろんその通りなのですが、筋肉の量を増やし、それを落とさずに行うことが出来れば、これは当然有効な脂肪燃焼となります。
つまりある条件下においては、有酸素運動はとても効果的に痩せることが出来るのです。
ではその条件を書いておきましょう。
1,必ず筋トレと組み合わせること
2,30分以内にとどめること
以上です。
体が飢餓モードに切り替わらないように、必ず筋トレと必ず組み合わせて戦闘モードを維持することが重要です。つまり、体は戦闘モードの状態で有酸素運動を行うということです。
あくまで、“有酸素運動だけ”だとダメなわけですからね。(同じ日にという意味ではありませんよ)
ちなみに筋トレと有酸素運動のどちらかしか出来ないとしたら、筋トレだけのほうが確実に痩せやすくなることも覚えておいてください。有酸素運動はその時だけですが、筋トレをすると何もしなくても三日間ぐらいは脂肪が燃焼しますし、筋肉を増やせば寝ている時でもカロリーを消費しますから。
そして2の30分以内に抑える理由は、筋肉の分解を防ぐためです。それ以上の時間を掛けると、確かに脂肪も燃焼されますが、せっかくつけた筋肉がカタボリック状態となって落ちてしまします。また長時間の辛い有酸素運動をするとコルチゾールというストレスホルモンが出て、これも筋肉を落としてしまうのです。
それを防ぐためには、BCAAなどの筋肉分解を防ぐサプリを飲んでから運動をしたり、或いは飲みながら行うのがベストでしょう。運動時の補給はプロテインでも効果はありますし、プロテインの中にはBCAAが入っているものもあります。これらを水筒に入れて有酸素運動をしながら飲めば、長時間でもカタボリックを防げるかもしれません。或いはこれらの手間をかけたくないのなら、VAAMウォーターが良いでしょう。
まとめ
最後に、、、
本サイトに書かれている科学ダイエットのやり方を、結果だけざっくり短くまとめると次のようになります。
1,週に一度、限界負荷でのウエイトトレーニングを15分だけやり、
2,プロテインを使って出来る限り多くタンパク質を取り、
3,食事から糖質を抜く。
たったのこれだけです。
どうです? ビックリするくらい簡単でしょう? これで確実に成功するのですから。
是非とも皆さんが石器時代ダイエットを抜け出して、長く続けられてリバウンドもストレスもない、科学ダイエットに成功するように祈っています。
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